千里中央公園・展望台の駐車場の傍らに「新都市俯瞰」と刻まれた石柱が立っています。これは昭和57(1982)年に開催された「千里20年まつり」の催しの一環として、千里を代表する景観を一般募集し、8カ所が「千里八景」に選定され、それぞれの地に名称を付け表示柱が建てられました。
東町の千里中央公園の景観もその一つです。選定理由は「中央公園にある展望台からの一大パノラマ風に展開する千里ニュータウンの壮大な景観。
また春には周辺に植樹された数百本の桜がみごとである」(大阪府千里センター千里八景パンフより)でした。
昭和41年4月23日には、昭和天皇・皇后両陛下がこの展望台から千里ニュータウンと当時の万博予定地をご覧になられています。かつて千里中央に大阪府千里センタービルがあった時、2階の展示場に千里八景のコーナーがあり、その写真と現在の景観とを比べると、豊かな緑や高層ビルなどに大きな時の流れを感じます。
変貌してゆく、千里ニュータウンの眺望360°と、深まる秋の紅葉を展望台からゆっくりと楽しみませんか。
千里八景には下記の8カ所が選ばれています。石柱を探しての「千里八景巡り」はいかがでしょう。
千里中央公園展望台利用時間
・9月〜4月午前9時30分〜午後4時30分
・5月〜8月午前10時30分〜午後5時30分
●千里南公園「池畔散策」(牛ケ首池の北のほとり)
●千里中央公園「新都市俯瞰」(展望台への登り口)
▲北千里駅周辺「駅広夜景」(所在不明)
●千里北公園「野鳥楽園」(道路を挟んで西の高台)
●千里中央筋「桜並木」(桜の通りの北端)
●千里中央「副都心黎明」(新御堂の陸橋西階段横)
●千里中央周辺「ビル群爽涼」(りそな千里ビル前)
▲ 桃山台駅周辺「新都市躍動」(所在不明)
また東町公園には、千里の竹林が大阪府下の自然名所100カ所に選ばれた「大阪みどりの百景」の石柱があり、東町はとても自然に恵まれた町です。